工場紹介
私たちは、NOKの子会社として、様々な機械に必要不可欠なオイルシールの製造を通して社会に貢献しています。
本社・宮崎工場
宮崎工場は、宮城県加美郡加美町 (旧宮崎町) にあります。前身は、宮崎工業株式会社 (1973年1月設立) です。徹底した品質管理体制の下、ハブベアリングシール製品群、エンコーダーシール製品群、オイルシール製品群の製造を行っております。
「愛情と信頼に基づく人間尊重経営」をモットーに
NOKの名前を冠した子会社として新たな1歩を踏み出しました。振り返りますと前身の宮崎工業株式会社は、旧宮崎町に暮らす住民の多くが農閑期に、NOKの藤沢工場(現湘南開発センター)に出稼ぎに行きながら生計を立てていたことに始まります。家族が一緒に暮らせるよう同町に工場を建設したのです。しかし、創立の年にはオイルショック、第2工場が完成した2008年はリーマンショックと、2度も大きな危機に見舞われました。それでも「愛情と信頼に基づく人間尊重経営」をモットーに、誰一人解雇することなく大きなストレスを乗り越え、現在に至ります。温かな人間性とモットーは、現在も脈々と受け継がれております。
母体が大きくなったことで厚みを増した人材と技術力
私たちが期待しているのは、壁のない融合の先で待っている成果です。歴史のある両工場を行き来しながら互いの設備、工程などを間近にする交流は、新しい風が吹く気づきの場となっています。
例えば、安全衛生については、安全と品質重視がすべての幸せにつながると考え、社員の安全と健康の維持が両工場共通課題として工場間で交流しながらブラッシュアップを重ねています。品質の維持に必要不可欠な技術の伝承については、これまでOJTがメインでした。しかし、工場間で技術交流を行う中では当然、Off-JT(Off the Job Training)も必要になってきます。いわゆる標準書です。既存のマニュアルも現状とマッチしたものへと改編が迫られています。私たちは、このような様々な取り組みの中から発現するアイデア、ノウハウを生かし、育て、よりよいものを構築して行くことが、両工場の自走力を強固なものにすると考えております。
母体が大きくなったことで人材、技術力も厚みを増しました。今後も現状に満足することなく、スケールメリットを生かして夢を追い続けます。
女性が働きやすいよう機械化を推進
求人については、地域に根差した企業として親子三代にわたって勤める社員もおりますし、学校の先輩、後輩という間柄の社員もいます。定年後も再雇用という形で働き続ける社員もおります。
男性社員が多い工場ですが、女性大歓迎です。女性の方が働きやすいよう機械化も進んでおります。核家族で共働きというライフスタイルが増えている中、育児休業を取得した男性社員もおります。課内で人員を異動しながらシフトを組み直して支援しました。休暇の取得を遠慮なく言える社風を、これからも大切にしていきたいと考えております。
宮崎工場
住所 | 〒981-4401 宮城県加美郡加美町宮崎字屋敷4番11番地 |
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TEL | 0229-69-5213 |
FAX | 0229-69-5896 |
登米工場
登米工場は、宮城県登米市南方町にあります。前身は、仙北工業株式会社 (1974年2月設立) です。製造している産業用オイルシール・パッキンは、全体の7割から8割が5mmから30mmくらいの小径で、作業は機械オペレーター、検査は画像機または目視で行っています。
勤続年数の長い社員が多い
登米工場は、冬季の降雪量が少なく寒冷な東北地方においては、比較的温暖な環境にあります。冬の通勤も苦になりません。勤続年数の長い社員が多く、団結力、忍耐力が強いところが私たちの工場の特徴だと思います。
忘れもしないのが2011年3月11日の東日本大震災です。約190台ある設備の7割から8割に支障をきたす事態となりました。社員の自宅も被災しているにもかかわらず交替で出社し、ほとんど自分たちの力で通常業務ができるまでに約1週間で復活させました。社員とその家族の皆さんに心から感謝しました。
若い女性の定着率も高い
女性社員が多いのも登米工場の特徴です。特に若い女性の定着率が高いです。工場内の作業は、すべて機械が行います。検査も画像機と真空装置を使ってリーク(漏れ)を確認します。製造ラインは、下流の工程まで性別不問です。女性も2交替、3交替のラインに入っています。確かに大変は大変なのですが、結婚して子どもを授かっても産休と育児休業を取得して働き続ける方がほとんどです。安心して長く働ける環境が整っているからと思います。
さらに伸び続ける企業を目指しています
この度の合併に際し、両工場で共有しているのが「いいとこ取り」です。それぞれの地域性もありますので無理に進めるのではなく、互いにリスペクトしながら両工場の良い部分をいただいて、合併で調子を崩すことなく、いい雰囲気の中で仕事に取り組んで行けるよう努めています。メインの製造は、1部と2部があり宮崎工場から登米工場に移られた方もおります。品質管理や設備管理部は、両工場で一つなので交流しながら取り組んでいます。
品質管理は、宮崎工場の高いクオリティを維持していくために切磋琢磨して行く所存です。設備管理については、IoTなどの部分でこちらからノウハウを提供し、様々な場所、シーンで情報を共有し活用できるようにしたいと考えています。私たちは、合併を力に伸び続ける企業を目指しています。
登米工場
住所 | 〒987-0444 宮城県登米市南方町実沢45-2 |
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TEL | 0220-58-2172 |
FAX | 0220-58-2017 |